THE KIYOSHI HAYAKAWA FOUNDATION

文学研究と舞台芸術研究のためのセミナー開催

文学や舞台芸術に関心をもつ方々を対象に、国内外の作家等を講師に招いてセミナーを開催しています。聴講者と講師との交流の機会を提供することで、文学及び舞台芸術研究に協力し、その発展に寄与することを目的としています。  

座談会『作家デビューのさまざまなかたち』を開催

アガサ・クリスティー賞、ハヤカワSFコンテスト開催記念 座談会『作家デビューのさまざまなかたち』のご案内

ハヤカワ国際フォーラム『カズオ・イシグロ講演会』を開催

ハヤカワ国際フォーラム『カズオ・イシグロ講演会』開催のご案内

佐々涼子講演会『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』を開催

佐々涼子講演会『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』開催のご案内

ハヤカワ国際フォーラム「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」を開催

「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」開催のご案内

マイケル・サンデル教授特別講義「ここから、はじまる民主主義の逆襲」を開催

「マイケル・サンデル特別講義」開催のご案内

マシュー・プリチャード来日記念特別公演を開催

マシュー・プリチャード来日記念講演「祖母クリスティーを語る」

アガサ・クリスティーの実孫『マシュー・プリチャード氏来日記念講演会』のご案内

過去に開催したセミナー


座談会『作家デビューのさまざまなかたち』を開催

2016年11月22日、作家の森晶麿、柴田勝家、藤井太洋、吉上亮の4氏をパネリストとして迎え、『作家デビューのさまざまなかたち』と題した座談会を、信濃町の明治記念館孔雀の間において開催しました。定員を上回る皆さまから聴講のご応募を頂き、当日はゲスト、関係者も合わせて満員の盛況でセミナーを開催することができました。

今回の講演会はアガサ・クリスティー賞贈賞式と同日開催でもあり、テーマもそれに合わせて、さまざまな形でデビューされた四人の作家にお集まりいただくこととなりました。
第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した森晶麿氏、第2回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞した柴田勝家氏、電子書籍からの個人出版でデビューした藤井太洋氏、原稿の持込から本を刊行された吉上亮氏。
4名のパネリストが、それぞれ作家としてデビューするまでの経緯、書籍化するまでの編集者とのやり取りなど、当時の思い出を振り返りながら、その後の創作活動にも話が及んで座談に花が咲きました。

後半では藤井太洋氏が日本SF作家クラブ現会長としての立場から、海外市場、コミュニティにおけるSF作家の今を紹介。ジャンルにいるメリットとして、主流文芸と違い、SFとミステリには集まりの場が世界にあることを強調しつつも、日本人作家の翻訳作品が少ないことを触れた上で、「面白さの質は日本も海外も変わらない」と新人賞の受賞作などが海外に出て行く場が必要だと強く語られました。

最後に、作家志望者にとって大切なことを問われると、パネリスト全員が「作品を書ききること」を共通して上げられ、これから作家を目指す方々へのアドバイスを述べられました。

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アガサ・クリスティー賞、ハヤカワSFコンテスト開催記念
座談会『作家デビューのさまざまなかたち』のご案内

本年度のアガサ・クリスティー賞とハヤカワSFコンテスト贈賞式に先立ち、森晶麿、柴田勝家、藤井太洋、吉上亮の4氏を迎えて『作家デビューのさまざまなかたち』と題した座談会を開催いたします。クリスティー賞、SFコンテストで世に出た森氏と柴田氏、個人出版デビューの藤井氏、そして持ち込みデビューの吉上氏が、作家になるまでの「四者四様」の道のりと創作の裏側を語ります。
入場は無料。下記の要領でご応募のうえ、是非ご来場ください。

パネリスト
森 晶麿(第1回アガサ・クリスティー賞受賞『黒猫の遊歩あるいは美学講義』)
柴田勝家(第2回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞『ニルヤの島』)
藤井太洋(『Gene Mapper』)
吉上 亮(『パンツァークラウン フェイセズ』)

日時 11月22日(火)18時00分~19時00分(17時半開場)
場所 明治記念館 孔雀の間
定員 50名(応募者多数の場合は抽選とさせていただきます)
参加費 無料、ただし入場の際には聴講券が必要です。
主催 公益財団法人 早川清文学振興財団/株式会社 早川書房

【聴講券申込方法】
郵便番号、住所、氏名、年齢を明記のうえ、メールまたは葉書にてお申し込みください。応募者多数の場合は抽選とし、聴講券の発送をもって当選者の発表にかえさせていただきます。
※ご応募はお一人様一通に限らせていただきます。
※ご応募に際して頂いた個人情報は、当座談会の聴講券の発送以外の用途には一切使用いたしません。

【宛先】
1.メールの場合
christieaward@hayakawa-online.co.jp
(件名に「座談会聴講希望」とご記入ください)
2.葉書の場合
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2
早川書房「座談会」係

【締切】
メールの場合は11月8日(火) 午後5時まで
葉書の場合は11月5日(土)消印有効とします。

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ハヤカワ国際フォーラム『カズオ・イシグロ講演会』を開催

2015年6月8日、イギリス文学の最高峰ブッカー賞の受賞者で日系イギリス人作家カズオ・イシグロさんを霞が関のイイノホールに招いて講演会を開催しました。
二部構成で行われた講演会は、イイノホールの座席が満席となる約500名の方々にご来場いただきました。



二部構成で行われた講演会の第一部には、文芸評論家市川真人さんを進行役に、ゲストには大の読書好きでイシグロ・ファンでもある女優の杏さんを迎えました。杏さんが一番お好きだという『日の名残り』や『わたしを離さないで』『夜想曲集』などイシグロ作品について、また小説と映画、ドラマとの関係などに話が弾みました。

第二部は英米文学研究家柴田元幸さん、翻訳家土屋政雄さんのお二人を迎え、最新作『忘れられた巨人』を中心に鼎談が行われました。『忘れられた巨人』のテーマである「記憶」についてのお話や、この作品の翻訳者である土屋さんとイシグロさんの言語と訳語の関係についてのやり取りなど、読者にとって普段なかなか聞くことのできない興味深い内容の講演会となりました。
最後に、柴田さんが会場の方々から寄せられた質問を投げかけると、イシグロさんは予定の時間を越えて真摯に丁寧に答えられ、講演会は盛況のうちに閉幕となりました。



本講演会にたくさんのお申し込みをいただきありがとうございました。聴講券の発送は抽選とさせていただきました。抽選に漏れてご来場いただけなかった皆様には本当に申し訳ございませんでした。

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ハヤカワ国際フォーラム『カズオ・イシグロ講演会』開催のご案内

英国最高峰の文学賞であるブッカー賞の受賞者で、『日の名残り』『わたしを離さないで』等の作品で著名な日系イギリス人作家カズオ・イシグロ氏が、10年ぶりの長篇『忘れられた巨人』の刊行にあわせて来日します。これを機に、当財団では早川書房との共催で講演会を開催することにしました。講演会はゲストとの鼎談による二部形式で行われます。下記の要領でご応募のうえ、是非ご来場ください。

【講演会概要】
ハヤカワ国際フォーラム『カズオ・イシグロ講演会』
主催:公益財団法人 早川清文学振興財団/株式会社早川書房
日時:2015年6月8日(月)、19時~21時(18時30分開場)
会場:イイノホール(千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング)
出演者:第一部/カズオ・イシグロ、杏(女優)、市川真人(文芸評論家)
    第二部/カズオ・イシグロ、柴田元幸(英米文学研究者)
        土屋政雄(『忘れられた巨人』翻訳者)
定員:500名(応募者多数の場合は抽選とさせていただきます)
参加費:無料 入場の際には当選通知ハガキ(聴講券)が必要です。
※本講演会には同時通訳が入ります

【応募方法】
ハガキかメールにてお申し込みください。
どちらの場合も郵便番号・住所・氏名・年齢・職業を明記のうえ、以下の宛先までお申し込み下さい。応募者多数の場合には抽選とし、当選者の発表は聴講券の発送をもってかえさせていただきます。

【宛先】
1.ハガキの場合
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2 
      早川書房「ハヤカワ国際フォーラム」係
2.メールの場合
forum2015@hayakawa-online.co.jp
(件名を「聴講希望」としてください)

【締切】
ハガキは5月22日当日消印有効、メールは5月22日18時受信分まで有効とします。

【注意事項】

  • 参加費は無料ですが、会場までの交通費、宿泊費等は参加者ご自身でご負担ください。
  • メール、ハガキいずれの場合でも、お一人様一通のご応募に限らせていただきます。
  • 選考の途中経過、結果等に対するお問い合わせにはお答えできません。
  • お送りいただいた情報は、当イベントの聴講券発送以外の用途には一切使用いたしません。
  • 本イベントは、テレビ放送化、書籍化、DVD化などさまざまな可能性がございます。収録、及びその後の展開について、肖像権など、一切の権利主張をなされぬようお願いいたします。
  • 本イベントの録音・録画はご遠慮ください。プレス関係者を除き、場内での写真撮影も固くお断りいたします。

 

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佐々涼子講演会『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』を開催

2014年11月25日、ノンフィクション作家佐々涼子さんを紀伊國屋サザンシアターに招いて講演会を開催しました。

今年6月に刊行された佐々さんの著書『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』は、東日本大震災で壊滅的な打撃を受けた日本製紙石巻工場がわずか半年で奇跡的な復興を遂げるまでを徹底取材して描いた傑作ノンフィクションとして話題を呼んでいます。

当日は、雨の降るあいにくの天候にもかかわらず、300名を越える方々にご来場いただきました。講演会はパネル・ディスカッションと対談の二部構成で行われ、出演者の皆さんから、震災の体験談や、本に対する思い、紙を造る現場の「本の紙」に対する情熱などが熱く語られました。 
また日本製紙株式会社様のご協力で、エントランスホールには被災から復興までの記録写真と様々な用紙やその原料などが展示されました。

<講演会内容>
第1部:パネル・ディスカッション
   『紙つなげ! われらは「紙」の本を愛している』
    コーディネーター:北村浩子(アナウンサー)
    パネリスト:佐々涼子、石井光太(ノンフィクション作家)
    武田良彦(金港堂石巻店)、竹田勇生(紀伊國屋書店)

第2部:対談『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』
    出演:佐々涼子、佐藤信一(日本製紙株式会社 常務執行役員)

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佐々涼子講演会『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』開催のご案内

今年の6月に刊行された『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』の著者、佐々涼子氏をお招きして、下記の日程で「ハヤカワ国際フォーラム」を開催いたします。
当日は多彩なゲストをお迎えしてパネル・ディスカッションや対談を予定しています。下記の要領でご応募の上、是非ご来場下さい。

【『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』内容紹介】
2011年3月11日、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場は津波に飲みこまれ、完全に機能停止した。状況は、従業員の誰もが「工場は死んだ」と口にするほど絶望的だった。にもかかわらず、工場長は半年での復興を宣言。その日から、従業員たちの闘いが始まった。
食糧の入手は容易ではなく、電気もガスも水道も復旧していない状態での作業は、困難を極めたが、従業員はみな、工場のため、石巻のため、そして出版社と本を待つ読者のために力を尽くした。震災の絶望から、工場の復興までを徹底取材した傑作ノンフィクション。

【セミナー概要】
ハヤカワ国際フォーラム
佐々涼子講演会『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』
日時:2014年11月25日(火)、18時30分開場、19時~21時(予定)
会場:紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7階)
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-2 タカシマヤ タイムズスクエア
定員:400名
出演者:佐々涼子ほか
主催:公益財団法人 早川清文学振興財団/株式会社早川書房
協力:日本製紙株式会社

【応募方法】
葉書かメールにてお申し込みください。
どちらの場合も郵便番号・住所・氏名・年齢・職業を明記のうえ、以下の宛先までお申し込み下さい。折り返し聴講券を発送致します。但し、応募者多数の場合には抽選とし、当選者の発表は聴講券の発送をもってかえさせていただきます。

【宛先】
1.葉書の場合
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2 
        早川書房「ハヤカワ国際フォーラム」係
2.メールの場合
forum2014@hayakawa-online.co.jp
(件名を「聴講希望」としてください)

【締切】
メールは11月10日午後6時まで。葉書は11月10日当日消印有効とします。

【注意事項】
・参加費:無料 入場の際には当選通知ハガキ(聴講券)が必要です。会場までの交通費、宿泊費等は参加者自己負担でお願いいたします。
・メール、葉書いずれの場合でも、お一人様一通のご応募に限らせていただきます。
・選考の途中経過、結果等に対するお問い合わせにはお答えできません。ご了承下さい。
・お送りいただいた情報は、当イベントの聴講券発送以外の用途には一切使用いたしません。
・本イベントは、テレビ放送化、書籍化、DVD化などさまざまな可能性がございます。収録、及びその後の展開について、肖像権など、一切の権利主張をなされぬようお願いいたします。
・本イベントの録音・録画はご遠慮ください。プレス関係者を除き、場内での写真撮影も固くお断りいたします。

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ハヤカワ国際フォーラム「オリヴァー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」を開催

2013年8月11日、早川書房との共催で、映画監督のオリバー・ストーンとアメリカン大学准教授ピーター・カズニックを招き、ハヤカワ国際フォーラム「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」を開催しました。会場のイイノホールは500名近い参加者で満員となりました。

第一部ではNHKで放送されて話題を呼んだドキュメンタリーの一部を見ながら、東京大学教授藤原帰一氏の司会で、O・ストーンとP・カズニックが原爆投下やJ・F・ケネディ、オバマなどについて語りました。
第二部では三氏による鼎談が行われ、その後に設けられた質疑応答コーナーでは、多くの方から手が挙がり、今後の日米関係のあり方など様々な質問に対して、両氏は一つ一つ丁寧に答えていました。

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「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」開催のご案内

『オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史』(全3巻)の著者で映画監督のオリバー・ストーンと共著者のアメリカン大学准教授ピーター・カズニック氏を招いてセミナーを開催します。NHKで放送されている同名のテレビ・シリーズも大きな反響を呼んでいます。下記の要領でご応募のうえ、是非ご来場ください。

【出演者プロフィール】

オリバー・ストーン Oliver Stone

アメリカの映画監督・脚本家・映画プロデューサー。監督作品『プラトーン』『7月4日に生まれて』でアカデミー賞監督賞を2度受賞。ほかに『ウォール街』『JFK』といった作品が著名。テレビ・シリーズでは監督・ナレーションをつとめている。

ピーター・カズニック Peter Kuznick

アメリカン大学歴史学部准教授。同大学核問題研究所所長。著書に『原発とヒロシマ』(共著)、『広島・長崎への原爆投下再考』(共著)他。テレビ・シリーズでは脚本を担当。

 

【セミナー概要】

ハヤカワ国際フォーラム「オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史」

日時:2013年8月11日(日)、13時開場、13時30分~15時30分(予定)

会場:イイノホール

〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-1-1

http://www.iino.co.jp/hall/access

定員:500名

参加費:無料 ただし入場の際には当選通知ハガキ(聴講券)が必要です。

出演者:オリバー・ストーン監督、ピーター・カズニック氏、

      藤原帰一氏(東京大学教授/ND理事)

主催:公益財団法人 早川清文学振興財団/株式会社早川書房

協力:新外交イニシアティブ(New Diplomacy Initiative/ND)

 

【応募方法】

葉書かメールにてお申し込みください。

どちらの場合も郵便番号・住所・氏名・年齢・職業を明記のうえ、以下の宛先までお申し込み下さい。応募者多数の場合には抽選とし、当選者の発表は聴講券の発送をもって変えさせていただきます。

【宛先】

1.葉書の場合

〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2 

            早川書房「ハヤカワ国際フォーラム」係

2.メールの場合

forum2013@hayakawa-online.co.jp

(件名を「聴講希望」としてください)

【締切】

葉書は7月22日当日消印有効、メールは7月23日午後6時までとします。

 

【注意事項】

・会場までの交通費、宿泊費等は参加者自己負担でお願いいたします。
・講義は英語で行われますが、当日は同時通訳が入ります。
・メール、葉書いずれの場合でも、お一人様一通のご応募に限らせていただきます。
・選考の途中経過、結果等に対するお問い合わせにはお答えできません。ご了承下さい。
・お送りいただいた情報は、当イベントの聴講券発送以外の用途には一切使用いたしません。
・本イベントは、テレビ放送化、書籍化、DVD化などさまざまな可能性がございます。収録、及びその後の展開について、肖像権など、一切の権利主張をなされぬようお願いいたします。
・本イベントの録音・録画はご遠慮ください。プレス関係者を除き、場内での写真撮影も固くお断りいたします。

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マイケル・サンデル教授特別講義を開催

5月28日(月)早川書房と東京国際フォーラムとの共催で、ハーバード大学教授マイケル・サンデルを招き、「ここから、はじまる民主主義の逆襲」と題して特別講義を開催しました。会場となった東京国際フォーラム・ホールAは5,000人近い参加者で満員となりました。

サンデル教授が提言する、市場と道徳をめぐる様々な問題や日本が直面する原子力をめぐる問題に対して、参加者からも活発な意見が飛び交い、予定の時間を30分もオーバーするまさに白熱講義となりました。

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「マイケル・サンデル特別講義」開催のご案内

マイケル・サンデル来日特別講義 「ここから、はじまる 民主主義の逆襲」を開催

我々が「正義」について正面から語り合うきっかけを作り、国民的ベストセラーにもなった『これからの「正義」の話をしよう』の著者である、ハーバード大学教授マイケル・サンデルが来日します。
今回は、早川書房と東京国際フォーラムとの共催で、史上最大級の5000人規模の特別講義を、5月28日(月)、東京国際フォーラム(ホールA)にて開催いたします。

下記の要領でご応募のうえ、是非ご来場ください。 

「マイケル・サンデル特別講義 ここから、はじまる 民主主義の逆襲」

主催 :公益財団法人早川清文学振興財団、早川書房、東京国際フォーラム
協力 : NHKエンタープライズ
日時 : 2012年5月28日(月)19時~22時(18時開場)
場所 : 東京国際フォーラム ホールA
募集人数 : 5000人(応募者多数の場合は抽選になります)
参加費 : 無料、ただし入場の際は当選通知ハガキ(聴講券)が必要です。
募集期間 : 4月17日(火)~5月7日(月)午前0時

選考方法 : イベント参加ご希望の方は、下記のリンク先のフォームに必要事項を入力の上、送信して下さい。応募者多数の場合には抽選とし、当選者の発表は5月15日以降に当選通知ハガキ(聴講券)の発送をもって代えさせていただきます。
※お一人様一通のご応募に限らせて頂きます。
※参加費は無料ですが、会場までの交通費、宿泊費等は参加者自己負担でお願いいたします。
※なお、講義は英語で行われますが、当日は同時通訳が入ります。

参加申し込みは以下のリンク先でお受けしております。
イベント概要・お申込ページ」(別サイトへジャンプします)

マシュー・プリチャード来日記念特別講演会を開催

第一回アガサ・クリスティー賞のために来日したクリスティーの孫マシュー・プリチャード氏による、来日記念講演会「祖母クリスティーを語る」を10月17 日、明治記念館にて開催しました。会場に詰めかけた熱心なクリスティー・ファンからの質問にもユーモアを交えて丁寧に応えるプリチャード氏に盛んな拍手が 送られました。

マシュー・プリチャード来日記念講演「祖母クリスティーを語る」

 よく人からあなた自身は本を書かないのですか、という質問を受けます。最後にそれを聞かれたのは昨夜のこと、早川浩社長からでした。私はこう答えました。自分がこれまで書いたもっとも長い文章は、今日行なうこのスピーチだと。
 ですから、もし私の祖母アガサ・クリスティーが、没後三十五年にして彼女の名を冠した新人発掘の賞が創設され、そのお祝いのために孫の私が地球の裏側に来ていると知ったら、さぞかし驚いたことと思います。私自身にとっても同様で、早川書房と早川清文学振興財団が創設し、私の家族とアガサ・クリスティー社の全面的な協力のもと実現したアガサ・クリスティー賞の記念すべき第一回を祝うために、こうして東京に来ることができて、とてもうれしく、またとても驚いております。

 祖母は、いまから百二十年以上も前の一八九〇年に生まれ、作家としての人生を九十年以上前の一九二〇年に歩みはじめました。これほど長きにわたって彼女が人気作家であり続ける秘密はなんでしょう。私はその答えを二つに分けたいと思います。作品そのものの魅力と、祖母の人生とひととなりです。
 まず、祖母の作品についてお話ししましょう。クリスティーの著作がいまもなお多くの方に読まれている理由として、次の要素があげられると思います。まずひとつめに、すばらしい、自然な話であること。創意あふれるアイディアと登場人物、ユーモアを織り交ぜており、祖母が書いていた時代の空気を大いに反映しています。
 そして、成功した作家が皆そうであるように、彼女は、ミステリ史上でも革新的で、非常に独創的なプロットを生み出しました。みなさまのなかには読まれたことがない方もいるかもしれませんから、プロットそのものを明かすことはやめておきますが、『アクロイド殺し』や『そして誰もいなくなった』、『オリエント急行の殺人』のドラマを、さらにまた『予告殺人』の導入部を忘れることは誰にもできないでしょう。
 ミステリ小説として、私がいちばん好きな作品は、おそらく『ABC殺人事件』ですが、それよりも知名度の点ではひけをとりますが『ねじれた家』と『終りなき夜に生れつく』というふたつの作品にも特別な愛着を感じています。しかしながら、どの作品も大変魅力的で思わず引き込まれてしまうものばかりです。そして私の経験からいわせていただければ、多くの方が何度も再読しているようです。
 そして二つ目の要素は、登場人物です。エルキュール・ポアロが 日本でとても人気があることは知っていますし、ポアロとミス・マープルは世界中のどこへ行っても人気です。名探偵をひとり生みだすことのできる作家は数多くいますが、著者の死後、これほどの時間が経っても、いまだにそれぞれの個性や長所をめぐって議論が闘わされるような名探偵を二人も創り出した作家は、祖母アガサ・クリスティーをおいてほかに思い当たりません。
 しかも、主要な登場人物だけではありません。ミス・マープルの友人であるドリー・バントリーや、アリアドニ・オリヴァ、『予告殺人』のレティシィア・ブラックロックを忘れることができる人はいないでしょう。読者がどこに住んでいて、どんな言葉を話していようとも、登場人物たちは、私たちみなにとって身近に感じられます。
 そして最後の三つ目の要素として、適応性というすばらしい資質があげられます。これはあらゆる分野にわたっています。様々な言語へ翻訳されるということ、そして、おそらくこれが重要なことですが、様々に異なる文化を持つ人々にも理解されるということ。私は、世界中でアガサ・クリスティーのファンに会ってきました──ヨーロッパでも、アメリカでも、カナダ、トルコ、そしてもちろんここ日本でも。
 アガサ・クリスティーの話になると、誰もがまるで同じ言葉を話すかのようです。聞くところによると、彼女のもっとも有名な戯曲「ねずみとり」は、初演から六十周年を迎える二〇一二年までのあいだに、これから世界の六十を超える会場で上演されることになるそうです。
 その一方で、適応性ということは、クリスティーの著作が様々なメディアで生まれ変わることが可能だということも意味します。すぐに思いつくのは映画とテレビでしょうが、最近ではコンピューターゲームや舞台やインターネットのサイトにもなっています。
 クリスティーのファンは五十歳以上だと思われがちですがそれは違います。ファンの多くは二十歳以下で、まずはテレビを通じてクリスティーの作品に接し、そのあとで書籍を手に取ります。書籍というものがめまぐるしく形を変えても、祖母は自分のことを作家として記憶にとどめてほしいと思うだろうと、私は確信しています。私たちが住んでいる急激に変化している時代にあっても、今もクリスティーの作品が重要な存在としてあり続けているのは、彼女の作品の適応性によるところが大きいのです。

 さて、ひとりの人間としてアガサ・クリスティーはどのような人だったのでしょうか。クリスティーは波乱の時代に生き、そして作家活動をしました。私がクリスティーを知っていたのは、しいて言えば、その生涯の晩年です。私の知っている祖母は、落ち着いて強い意志を 持ち、プロフェッショナルで、愛情に満ち、二回の世界大戦と、離婚の騒動、一九三〇年代の大恐慌などの様々な事件をくぐりぬけてきました。
 私が物心ついて祖母のことがわかるようになったころ、祖母はすでに作家として確固たる地位を築いていましたが、家族への愛情をそれは大切にしていました。考古学者である夫マックス・マローワンの妻としての役割、母としての役割、また、私に対する祖母としての役割を生活の中でもっとも重きを置いていました。私は祖母ほど人の話にきちんと耳を傾ける人に会ったことがありません。自分のことよりも周囲の人について興味を持っていました。それは登場人物を創作する上でも重要だったのだと私は思います。
 祖母は、旅が好きで、そして何よりも大の読書家でした。祖母とマックスは、娯楽としての書物の大切さが失われつつあることを憂い、活発に議論をしたものでした。書物を真に愉しむためには、ある程度の忍耐と集中力が必要とされますが、晩年を迎えたころの時代には、 それらが欠けていると二人とも感じていました。現代の状況を見て祖父母がどう思うかは、神のみぞ知る、です。
 私はそのときまだ生まれておりませんでしたが、私の祖父である最初の夫との別離、同時期の曽祖母の死、そして私の父である義理の息子の悲劇的な死を経験し、精神的に苦しんだ年月が、祖母の生来の能力──人々に関心を向け、共感することができるという能力をさらに伸ばしたのだと思います。また、それは祖母の作品の大切な美点でもあります。
 祖母は謙虚で家庭的な人間で──とはいっても、出版社とのやりとりでは謙虚とは程遠かったのですが──私たちみなでスコーンと紅茶のクリーム・ティーを楽しむこと、そして友人たちと考古学の話をすることが大好きでした。強い信念を持つ人でもあり、著作においてもうひとつの重要な特徴である、善と悪の存在や、正義の大切さを強く信じていました。

 最後に、二十世紀においてクリスティーの作品をプロモートしてきた責任者として、こう申し上げても驚かれないでしょう。電子書籍について祖母はどう思っただろうか? ジェラルディン・マキューアン演じるミス・マープルはどうか? また、コンピューターゲームになった作品についてどう思っただろうか? 少なくとも週に一度はこんなこと考えます。答えに自信が持てない時もあります。しかし一方で祖母 は、私たちの生きるこの現代についても、きっと断固とした意見を持っただろうと思います。こういった仕事上の理由よりもなによりも、私は個人的な理由から祖母がいないことをいまだに寂しく思っています。
 アガサ・クリスティー賞の創設が物語っているように、アガサ・クリスティーの人生と作品は生き続けています。新しい作家たちはクリスティーの作品に敬意を払い、自らの研鑽のため、読者のために、クリスティーを手本にすることでしょう。私は、この賞を創設した早川書房の早川浩社長と同社の方々の先見性と寛大さに深く感謝し、また、アガサ・クリスティー賞が、新しい作品の誕生を促し、日本におけるアガ サ・クリスティーの人気をさらに高められるよう、心から祈っております。

 

アガサ・クリスティーの実孫
『マシュー・プリチャード氏来日記念講演会』のご案内

第 一回アガサ・クリスティー賞(受賞作 森晶麿著『黒猫の遊歩あるいは美学講義』)の贈賞式にあたり、この賞を公認する英国アガサ・クリスティー社の会長で あり、クリスティーの実孫である、マシュー・プリチャード氏が来日します。これを記念して、株式会社早川書房と公益財団法人早川清文学振興財団ではプリ チャード氏の講演会を開催します。「ミステリの女王」の素顔や知られざるエピソードを語っていただきます。特に、クリスティー・ファン、ミステリ・ファン の皆様にとってまたとない機会になるでしょう。下記の要領でご応募のうえ、是非ご来場ください。

日時 10月17日(月)16時30分~17時30分(16時開場)
場所 明治記念館 鳳凰の間
定員 100名(応募者多数の場合は抽選とさせていただきます)
参加費 無料、ただし入場の際には聴講券が必要です。
主催 株式会社早川書房/財団法人早川清文学振興財団
※講演は英語で行われますが、当日は通訳が入ります。

【聴講券申込方法】
郵便番号、住所、氏名、年齢を明記のうえ、メールまたは葉書にてお申し込みください。応募者多数の場合は抽選とし、聴講券の発送をもって当選者の発表にかえさせていただきます。
※ご応募はお一人様一通に限らせていただきます。
※ご応募に際して頂いた個人情報は、当講演会の聴講券の発送以外の用途には一切使用いたしません。

【宛先】
1.メールの場合
christieaward@hayakawa-online.co.jp
(件名に「プリチャード講演会聴講希望」とご記入ください)
2.葉書の場合
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2-2
早川書房「マシュー・プリチャード講演会」係

【締切】
メールの場合は9月30日(金) 午後5時まで
葉書の場合は9月29日(木)消印有効とします。

 


過去に開催したセミナー

2007年10月:
六本木アカデミーヒルズで開催された
『鼎談/今宵、ハードボイルドを語ろう 小鷹信光×原 尞×山本博』を共催
小鷹信光氏原 尞氏山本博氏
2007年11月:
六本木アカデミーヒルズで開催された
江守徹氏講演「本を読んだら劇場へ、舞台を観たら本を手に」を共催
江守徹氏講演風景
2009年 3月:
六本木アカデミーヒルズで開催された
グラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏(06年ノーベル平和賞受賞)の講演会に協力
ムハマド・ユヌス氏講演風景
2010年 8月:
六本木アカデミーヒルズで開催された
ハーバード大学教授マイケル・サンデル氏 第15回ハヤカワ国際フォーラム「マイケル・サンデル教授特別講義・日本版」を共催
マイケル・サンデル氏講演風景