THE KIYOSHI HAYAKAWA FOUNDATION

座談会『作家デビューのさまざまなかたち』を開催

2016年11月22日、作家の森晶麿、柴田勝家、藤井太洋、吉上亮の4氏をパネリストとして迎え、『作家デビューのさまざまなかたち』と題した座談会を、信濃町の明治記念館孔雀の間において開催しました。定員を上回る皆さまから聴講のご応募を頂き、当日はゲスト、関係者も合わせて満員の盛況でセミナーを開催することができました。

今回の講演会はアガサ・クリスティー賞贈賞式と同日開催でもあり、テーマもそれに合わせて、さまざまな形でデビューされた四人の作家にお集まりいただくこととなりました。
第1回アガサ・クリスティー賞を受賞した森晶麿氏、第2回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞した柴田勝家氏、電子書籍からの個人出版でデビューした藤井太洋氏、原稿の持込から本を刊行された吉上亮氏。
4名のパネリストが、それぞれ作家としてデビューするまでの経緯、書籍化するまでの編集者とのやり取りなど、当時の思い出を振り返りながら、その後の創作活動にも話が及んで座談に花が咲きました。

後半では藤井太洋氏が日本SF作家クラブ現会長としての立場から、海外市場、コミュニティにおけるSF作家の今を紹介。ジャンルにいるメリットとして、主流文芸と違い、SFとミステリには集まりの場が世界にあることを強調しつつも、日本人作家の翻訳作品が少ないことを触れた上で、「面白さの質は日本も海外も変わらない」と新人賞の受賞作などが海外に出て行く場が必要だと強く語られました。

最後に、作家志望者にとって大切なことを問われると、パネリスト全員が「作品を書ききること」を共通して上げられ、これから作家を目指す方々へのアドバイスを述べられました。