THE KIYOSHI HAYAKAWA FOUNDATION

「第1回 日本の学生が選ぶゴンクール賞受賞作『うけいれるには』記念講演」 野崎歓・小野正嗣トークイベント開催のご案内

ノーベル賞、ブッカー賞とならんで三大文学賞のひとつに数えられるゴンクール賞。この賞は、作家であったゴンクール兄弟(エドモンとジュール)が築いた財産をもとに設立されたフランスでもっとも権威のある文学賞です。

日本でもフランスのゴンクール・アカデミーの委嘱を受けて、ゴンクール賞日本委員会(Comité directeur pour le Goncourt japonais)とアンスティチュ・フランセ日本が共同で主催する「日本の学生が選ぶゴンクール賞」が開催されています。ゴンクール・アカデミーがあらかじめ選考した作品を、各国の学生がフランス語で読み、自分たちの気に入った作品を選ぶという催しです。

第一回の受賞作には『うけいれるには』(クララ・デュポン=モノ/松本百合子訳 早川書房より2023年3月に刊行予定)が選ばれました。

これを記念し、長年日本でフランス文学の研究に携わってこられた放送大学教授の野崎歓氏と早稲田大学教授の小野正嗣氏を登壇者としてお招きし、下記の日程で「第1回日本の学生が選ぶゴンクール賞受賞作『うけいれるには』記念講演」を開催いたします。

本講演はオンラインにて生配信いたします。視聴は無料。どなたでもご視聴いただけますので、下記要領をご確認の上、是非ご視聴ください。

登壇者紹介
野崎歓(のざき・かん)
1959年生まれ。放送大学教養学部教授。東京大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒業。同大学院中退。著書に『フランス小説の扉』、『フランス文学と愛』、『無垢の歌――大江健三郎と子供たちの物語』、訳書にネルヴァル『火の娘たち』、ボリス・ヴィアン『うたかたの日々』、ウエルベック『地図と領土』など。長年フランス文学教育に携わり、2021年に始まった日本の学生が選ぶゴンクール賞では、アドバイザーを務める。

小野正嗣(おの・まさつぐ)
1970年生まれ。早稲田大学教授。東京大学教養学部卒業。パリ第8大学博士号取得。2015年、『九年前の祈り』で芥川賞受賞。著書に『にぎやかな湾に背負われた船』や『獅子渡り鼻』『踏み跡にたたずんで』などがある。訳書にはマリー・ンディアイ『ロジー・カルプ』『三人の逞しい女』やアキール・シャルマ『ファミリー・ライフ』などがある。2021年から始まった日本の学生が選ぶゴンクール賞では、後見人を務めた。

概要
配信日時 2023年3月14日(火)19時00分~20時30分(予定)
配信場所 You Tube早川書房チャンネル
視 聴 料 無料。ただし視聴にはインターネット回線及び、You Tube LIVEを再生できるPC、スマートフォン等の機器が必要です。
主  催 公益財団法人早川清文学振興財団
協  力 株式会社早川書房、アンスティチュ・フランセ日本

視聴方法
You Tubeの早川書房公式チャンネルに配信ページが事前に公開されます。
配信ページのアドレスは、早川清文学振興財団HP、ハヤカワ・オンライン、早川書房noteほか各SNSアカウントで告知致します。

注意事項

  • 視聴料は無料ですが、視聴に際して発生する電気代、通信料、パケット代などは視聴者の負担となります。
  • 本講座は後日のアーカイブ公開、書籍化など様々な可能性がございます。配信及びその後の展開について、一切の権利主張をなされぬよう、お願い申し上げます。

アガサクリスティー賞

悲劇喜劇賞

早川ライブラリー 野田昌宏文庫

小鷹信光文庫 ヴィンテージペイパーバックス