THE KIYOSHI HAYAKAWA FOUNDATION

ハヤカワ国際フォーラム『カズオ・イシグロ講演会』を開催

2015年6月8日、イギリス文学の最高峰ブッカー賞の受賞者で日系イギリス人作家カズオ・イシグロさんを霞が関のイイノホールに招いて講演会を開催しました。
二部構成で行われた講演会は、イイノホールの座席が満席となる約500名の方々にご来場いただきました。

二部構成で行われた講演会の第一部には、文芸評論家市川真人さんを進行役に、ゲストには大の読書好きでイシグロ・ファンでもある女優の杏さんを迎えました。杏さんが一番お好きだという『日の名残り』や『わたしを離さないで』『夜想曲集』などイシグロ作品について、また小説と映画、ドラマとの関係などに話が弾みました。

第二部は英米文学研究家柴田元幸さん、翻訳家土屋政雄さんのお二人を迎え、最新作『忘れられた巨人』を中心に鼎談が行われました。『忘れられた巨人』のテーマである「記憶」についてのお話や、この作品の翻訳者である土屋さんとイシグロさんの言語と訳語の関係についてのやり取りなど、読者にとって普段なかなか聞くことのできない興味深い内容の講演会となりました。
最後に、柴田さんが会場の方々から寄せられた質問を投げかけると、イシグロさんは予定の時間を越えて真摯に丁寧に答えられ、講演会は盛況のうちに閉幕となりました。

本講演会にたくさんのお申し込みをいただきありがとうございました。聴講券の発送は抽選とさせていただきました。抽選に漏れてご来場いただけなかった皆様には本当に申し訳ございませんでした。