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第十一回アガサ・クリスティー賞選考結果

8月3日(火)、早川書房に於いて、第十一回アガサ・クリスティー賞の最終選考会が、北上次郎氏、鴻巣友季子氏、法月綸太郎氏、清水直樹・ミステリマガジン編集長の4名により行なわれ、全員が最高点、満場一致で『同志少女よ、敵を撃て』(逢坂冬馬)を受賞作に決定いたしました。

大 賞/逢坂 冬馬『同志少女よ、敵を撃て』

詳しい選考過程、選評は追って当ホームページに掲載いたします。

<『同志少女よ、敵を撃て』あらすじ>
1942年、モスクワ近郊の農村で暮らす少女セラフィマは半農半猟の生活をおくっていた。だが、その暮らしを突如奪われた。急襲したドイツ軍によって、母親が殺害され、村人たちが惨殺されたのだ。自らも殺されそうになったその時――赤軍の女性兵士イリーナに命を救われる。セラフィマは母を撃ったドイツ兵に復讐をはたすべく、狙撃兵になることを決意する。冒険小説の興奮と成長小説の感動に満ちたミステリ大作。

<受賞者紹介>
逢坂 冬馬(あいさか・とうま)
1985年生まれ。35歳。埼玉県在住。

アガサクリスティー賞

悲劇喜劇賞

早川ライブラリー 野田昌宏文庫

小鷹信光文庫 ヴィンテージペイパーバックス