THE KIYOSHI HAYAKAWA FOUNDATION

第二回アガサ・クリスティー賞贈賞式を開催

2012年10月29日、明治記念会において、作家、評論家など200名を越える方々にご列席いただき、第二回アガサ・クリスティー賞の贈賞式を開催いたしました。

受賞作『カンパニュラの銀翼』の著者中里友香氏に、当財団代表理事早川浩よりクリスティーの肖像が刻まれた正賞の盾と副賞100万円が贈られました。
選考委員を代表して北上次郎氏から、「満場一致でありました。こういう小説を読めたことを一人の読者として嬉しく思っていて、ここではむしろ中里さんにお礼を申し上げたい。よくぞクリスティー賞に応募してくださった」と選考経過と講評が披露されました。

続いて受賞者の中里氏が登壇、「受賞の連絡をいただいた七月は作品が評価されたということが嬉しかったが、刊行された今はアガサ・クリスティー賞を受賞できたということを嬉しく思っています」と受賞の喜びを語りました。

贈賞式にあたり、協力頂いている英国アガサ・クリスティー社の会長でありアガサ・クリスティーの実孫であるマシュー・プリチャード氏からもお祝いのメッセージが届きました。

I was so pleased to hear that Ms Yuka Nakazato has been announced as the winner of the 2nd Agatha Christie award.
Such a distinguished book and winner will ensure that crime writing in Japan will continue to flourish.
The Queen of Crime herself, my Grandmother Agatha Christie, would have been very pleased about that.
My best wishes to the winner, all the other contestants, Hiroshi Hayakawa and his colleagues, and to all crime readers in Japan.

第二回アガサ・クリスティー賞に中里友香さんの『カンパニュラの銀翼』が決定したと聞き大変うれしく思います。
今回のような素晴らしい作品、新たな才能が、今後も日本のミステリ界を繁栄させていくにちがいありません。
私の祖母、「ミステリの女王」アガサ・クリスティーもきっと喜んでいることでしょう。
受賞者の中里友香さんならびに応募者の方々、早川浩代表理事をはじめ財団の皆さん、そして日本のミステリ読者の皆さんのご健勝とご活躍を祈念いたします。